Anti Nihilism

私は、個展でプラスな自分を表現しようと思っていた。

「誰も信じなければ、傷つかない」

「信じるという美しい言葉を用いて、人を不自由にしてはいけない」

そんなことを思いながら、自分を守っているつもりだった私は、

人間が好きではなかった。全部敵で、全部嘘っぱちだと。

けれど。

苦しかった。

自分がここにいる意味を見出せないという不安が付きまとった。

私は、ニーチェのいう「世界に意味はなく、私達はそれを乗り越えていかなければならない」という言葉に

共感した。

宗教論争で神が死んで、人は生きる意味を失ったという。虚無。

私も、生きる意味なんて分からない。神様がいるなら教えて欲しいぐらいだと思った

本当は、ずっと誰かに必要とされたり、誰かの特別でいれればそんなことはすぐに解決したのに

私は自分を守るかわりに、誰も入れなかった。

自分の中に踏み込む奴には矢を放った。

けれど。

私にとって、ふいに現れた人が、私にとって必要な人になった。

不器用で、私はあるべき自分との葛藤にはさまれたけれど、自分が変わっていくのが分かった。

結局。

そうだ。

世界に意味はないとしても、人は人で生きることが出来る。

それが、今の私の意味。

Anti Nihilism

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