個展を開催しよう、と思い立ったのは2004年4月。

私は、自分の過去の絵の一貫性についてとても悩んでいた。

自由きままに絵を描くことは決して悪いことではないけれど、

タッチが違いすぎる原因に、

自分の気分の変わりやすさや画材や色などに対するこだわりが定まっていなかったことがあって

自分がこれから絵を描くにあたっての限界を感じていた。

広く浅く。

そういう世界は元来すきじゃない。

狭く深く。

そういう世界に入り込んでみたかった。

そこで感じる限界はきっと、その時感じた限界などとは比べ物にならないほど

重要なポイントのような気がしていた。

だから、個展をやった。

絵に一貫性を与えるには、少々強引な、強制的なやり方でもいいと思った。

上手くいかなくても、上手くいっても、前には進めるだろうと思った。

2週間の個展に向けて描いた絵は、10枚ちょっと。

いつもより時間はかかったけれど、このおかげで私は自分の絵が少し見えてきたような気がしている。

mako

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